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─サキマニ王国の王子がお越しです。─
メイドがそう告げて去っていく。
「さて、今日も捜すぞー!」
私の運命の人の捜し方は、こうだ。
1.私が呪いをかけられた事をたくさんの国に広める。
2.それを知った王子が私に会いにくる。
3.やってきた王子が運命の人か判断する。
因みに、婚姻を運命の人じゃない者としても、呪いがふりかかる。
だから間違いは許されない………らしい。
所詮、あの妖精の言うコトだし、信憑性は薄い。
実際に呪いをかけられたのかもよく分からないし。
それでも、あの妖精は私の前で手を振り下ろして、何やらキラキラするものを私に振り掛けた。
だから私は会いに行く。
呪いを解くために、いや、自由になるために!!!
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