第二章

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─サキマニ王国の王子がお越しです。─ メイドがそう告げて去っていく。 「さて、今日も捜すぞー!」 私の運命の人の捜し方は、こうだ。 1.私が呪いをかけられた事をたくさんの国に広める。 2.それを知った王子が私に会いにくる。 3.やってきた王子が運命の人か判断する。 因みに、婚姻を運命の人じゃない者としても、呪いがふりかかる。 だから間違いは許されない………らしい。 所詮、あの妖精の言うコトだし、信憑性は薄い。 実際に呪いをかけられたのかもよく分からないし。 それでも、あの妖精は私の前で手を振り下ろして、何やらキラキラするものを私に振り掛けた。 だから私は会いに行く。 呪いを解くために、いや、自由になるために!!!
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