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化粧をして 棺の中で綺麗に咲く君は 君を囲んでいる沢山の花達にも
負けず劣らず 美しかった。
思わず頬に触れる………
ここに君がいる。
なのに君はいない。
冷たい温もり
冷たい涙が僕の頬を伝った。
優しく眠る君は
僕に現実を教えてはくれない。
彼女の頬に 僕の涙が落ちたとしても
彼女は瞼を動かすこともしない。
カナシイ……
カナシイ カナシイ カナシイ……
冷たい彼女の亡骸と
冷たい僕の心……
交わる日が
いずれ来ることを願って。
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