動物園、水族館について考える

4/4
前へ
/91ページ
次へ
TVで見る事は出来ても、動物の匂いや温かさなどはわかりません。   イルカって、どれぐらい賢い動物なの⁉   ライオンの赤ちゃんってどれぐらいの大きさ⁉   どんなご飯を食べてるの⁉   こういう施設があるからこそ、私達は知る事が出来るものなのです。   もちろん、野生からの過度の捕獲や狭い場所での飼育はしてはいけません。 しかし、動物園、水族館の役割として 「環境教育」 「リクレーション」 「種の保存」 「研究調査」 があるという事を頭の片隅でいいので覚えておいて下さい。 傷ついた動物を保護したり、絶滅寸前の動物の研究、繁殖もその役割の一つなんです。   私達飼育係は動物の世話をするのではなく、動物達とみなさんとの橋渡しをするのがお仕事だと私は思っています。  そして、動物園や水族館にいる生き物達は、自然界を代表してみなさんに命について学ぶ場を提供するのがお仕事なんだと思います。    そんな代表者さん達を、限られた環境の中でいかに幸せにしてあげる事が出来るのか⁉ お客さん達に、どれだけの自然の素晴らしさや動物の面白さを伝える事が出来るのか⁉ 全ては飼育係の腕にかかっています。    命と一番近くで向き合えるお仕事…それが飼育係です。
/91ページ

最初のコメントを投稿しよう!

163人が本棚に入れています
本棚に追加