恨み

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カズマ「ダメでしょ―!!簡単に着いてきちゃぁ!!」 そう言って不適に笑う一馬くん。 アイミ「―かず、ま…くん…??」 いまいち状況が飲み込めない。 明らかにいつもと雰囲気が違う一馬くんに、私は戸惑う。 カズマ「愛美ちゃんには人質になってもらうから」 ――…え!!?? 今、人質って言った!? アイミ「何言ってるの…??人質って」 カズマ「そのままの意味だけど??」 アイミ「意味分かんないよ…。」 一馬くんの言ってる意味が全く分からない。 人質って―…どうゆう事!? カズマ「じゃぁ、今から東堂さんと同じ事しようとしてるって言えば分かるかな??」 アイミ「え…??」 東堂…って!!!奈々さんを使って龍にひどい事した…!!あの東堂!!! なんで一馬くんが―…。 カズマ「実は俺さ―…東堂さんの仲間なんだよね―。そんで東堂さんに命令されて、愛美ちゃん達に近づいたわけ。もちろんこの日が目的でね。」 …え!? 一馬くんの思いもよらない言葉に、私は言葉を失った。
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