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トウドウ「てめぇ―」
叩いた私を睨みつける東堂。
トウドウ「お前、今の状況分かってんのか??人質なんだぞ。立場をわきまえろや。」
―バシ!!
そう言って今度は東堂が私を叩く。
アイミ「…ッ…」
カズマ「東堂さん!!女に手をあげるのは」
トウドウ「うるせえ!!お前は甘いんだよ!!人質なんだ!!動けないように椅子にそいつ縛っとけ!!あと、あいつに電話しろよ!!」
そう言って東堂は外に出て行った。
そして私は2人係りで椅子に縛られた。
そんな私に一馬くんが近づき、私のポケットから携帯を取り出した。
アイミ「ちょッと…!!」
私の携帯!!
カズマ「借りるね。」
そう言って誰かに電話をし始めた。
カズマ「俺だけど、愛美ちゃんは預かった。助けたければ、あの時の倉庫に来い。」
相手はすぐに龍だと分かった。
カズマ「言っとくけど俺、東堂さんの仲間なんだよね!!これで分かる??早く来ないと、どうなっても知らないよ。あ!!後、人数は揃えてから来た方がいいよ。」
そう言って一馬くんが電話を切った。
アイミ「龍は来ないよ!!もう私の彼氏じゃないもん!!」
せっかく龍が幸せになろうとしてるのに…
邪魔しないでよ…。
私はただただ…龍が来ない事を祈るしかなかった。
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