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トウドウ「電話したか??」
カズマ「はい。」
東堂が外から帰ってくるなり、一馬くんに尋ねる。
アイミ「龍は来ないってば!!だから帰してよ!!」
トウドウ「は??」
アイミ「龍はもう私の彼氏じゃない!!だから来ないの!!」
そう叫んだ私に、フッと笑いながら東堂が私に近づく。
トウドウ「ふーん。でもあいつは必ず来る。そろそろ来る頃かな??外で見張っとくから、ちゃんとこいつ見とけよ一馬。」
カズマ「はい。」
そう言って、入り口に向かって歩きだす東堂とその仲間。
そんな東堂に
アイミ「卑怯者!!」
私はそう叫んだ。
一馬くんに着いてきてしまった私にも、腹立つけど
こいつはもっとムカつく。
トウドウ「あ"??誰に言ってんの??」
アイミ「あんた達全員よ!!一馬くんだって…最低。信じてたのに…裏切りもの!!何でそんなに龍を傷付けるの!?」
私は東堂と一馬くんを睨みつけながら叫んだ。
入り口に向かっていた東堂は、私のもとに引き返し
トウドウ「ムカつくから。ただそれだけ。」
無表情で、冷めた顔で私にそう言った。
ムカつくからって
こんな卑怯なやりかた…!!
アイミ「卑怯だよ!!正々堂々と出来ないわけ!?ケンカで負けるからって―…」
トウドウ「お前さ、俺がケンカ弱いって言いたいの??」
…あ。
私…挑発してる…??
――よね;;
完全にキレた目を見て、私は我に帰った。
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