恨み

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私…縛られて動けないんだった; しまった;と、私は思わず下を向いた。 トウドウ「お前、威勢いいな。でも頭悪いな。さっきも言ったろ??お前は人質だって。」 ―グイ。 そう言って私のあごを掴み、下を向いていた私を、正面に向かせた。 アイミ「離してよ!!」 東堂を睨みつけるも、今の私には迫力なんて全くない。 そんな私を見て東堂は不気味に笑った。 トウドウ「なぁ―。これ何か分かる??」 そう言ってポケットから何かを取り出した。 え…!? ポケットから取り出したのは…ナイフだった。 トウドウ「バカでも、分かるだろ??」 そう言ってナイフを私の顔に近づけてきた。 今にも刺しかねない目をしていて 私は怖くて、じっとしてる事しか出来ない。 そんな東堂をみて、 カズマ「東堂さん。後は俺が」 一馬くんが口を開いた。
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