恨み

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一馬くんを信じる事にした。 アイミ「信じるよ…!!」 カズマ「…ありがとう」 そう言って一馬くんは涙を浮かべていた。 カズマ「じゃぁ」 一馬くんが椅子に縛られている私の縄を、緩めてくれた。 カズマ「タイミングをみて俺が背中叩いて合図するから、そしたら神崎の所に逃げて。」 アイミ「でも…そんな事したら一馬くんが…」 カズマ「大丈夫。平気だから。」 そう言ってピースをして見せた。 カズマ「何があっても、俺が合図するまで、ここから動かないで。ぜったに。」 アイミ「分かった…。」 この時 一馬くんが命をかけて 私達を守ろうとしてくれている事に 私は気づかなかった。 本当の東堂の姿を 私はまだ知らない…。
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