第二十四章 西上作戦。

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甲斐国に帰還し数か月立ち信玄は,第二手を実行すべく重臣を呼び寄せていた。 -つつじヶ崎館- 皆が集まったところで, 信玄は口を開いた。 信玄(皆に集まってもらったは他でもない。先の侵攻で三河.遠江での我が勢力は着実に付いた。これよりは.京へ上ぼる為,大規模な軍をあげようと思う...) 山県(いよいよ!!上洛でございまするか!!) 馬場(織田.徳川を倒し都入りでござるか!!) 武田家の猛将達でさえ, 信玄の上洛の決断に奮起したのだった。  幸隆(して...信玄様!! 兵力はいかばかりでございまするか??) 信玄(約三万の大軍を持って,進軍致すつもりじゃ!! 皆.10月3日に出陣致す。 それぞれ準備怠らぬ様にの) 重臣達(ははぁ-!!) 軍議が終わった後.幸隆は信玄に呼ばれたのであった。 信玄(我が武田の兵を総動員致し三万じゃ!!幸隆よ, 織田,徳川を相手に機は熟した.織田は各地の諸将と戦わねばならぬ故,全力で立ち向かう事は無理じゃ!!) 幸隆(はッ!!しかし,織田信長は油断出来ませぬ。尾張一国から今や,京の権力者であり,領土も相当な物に御座りまする。) 信玄(わしもそう思う.油断出来ぬ。しかし,今を逃せば織田はもっと大きくなる。) 幸隆(左様ですな!!近畿内の大名達はお館様の到着を待ち望んでおりましょう。 日の本広しと言えど武田軍は戦国最強の名高い軍団にごさりまする。) 信玄(今,使える忍軍を使い各地の情報をそちも調べておいてくれ!!) 幸隆(ははぁ!!あいわかりました。)
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