プロローグ

2/7
39人が本棚に入れています
本棚に追加
/39ページ
「リオン様お待ちくださいませ!」 困ったような焦ったような年老いた男の声が広い廊下に響いた。 ここはメルフィア城。外壁はレンガで出来ていて、雲にまで届きそうな程高く、城の四隅にはそれぞれ塔がそびえ立っている。 見るからに荘厳で、童話に出てくるようなそれを想像してくれればわかり易いだろう。
/39ページ

最初のコメントを投稿しよう!