母さんと死にたがり。

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目が覚めると、保健室の外は真っ暗だった。 「起きたかい?」 シャッ、と仕切りを開けて星子先生が顔を出すと、小さな明かりがもれてきた。 僕の邪魔にならないように、ディスクライトだけで書類を書いてたみたいだ。 「ごめんね、センセ」 小さく謝れば、何も言わずに先生は撫でてくれた。 .
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