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喧嘩
ここ最近はずっと悠輝、誠と夜更かしをして遊んでいる。
~♪
悠輝から電話が鳴る。
『はい、もしもし。』
「今、桜の家の下!集合!」
『お、おぅ。行くわ!』
慌てて家を出る。
悠輝は原チャリにまたがっている。
「後ろに乗れぃ!」
『またポリおちょくって遊ぶんかっ?』
「そうや、でも今日はちょっと遠出しようと思ってんねん!」
『ふーん、任せるわ。』
ブゥゥゥゥン
「今日はポリ少ないなぁ。」
『やなぁ。なんかおもんないなぁ~。』
「この辺って東中の所らへんやんなぁ?」
『そうやなぁ。あっ、前に変なやつらいてるから通られへんちゃん?』
「ほんまや。引き返そ。」
『あー…、遅かったみたいやな。』
「おーい。ちょっと待てよ。自分等どこの子よ?」
前にたまっていた奴等が声をかけてきた。
「あー、めんどい。」
小声で悠輝がつぶやいている。
『南中やで。』
「へたれの南中が何しにきたん?」
『いや、暇やったからさ。すぐ帰るから、ごめんやで~。』
「すぐ帰るからとかちゃうわ。ちょっと待てよ。南中ってヤンキーいてたんかい?」
『俺らはそんなんちゃうよ。山本とか知らん?』
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