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「あぁ、ヘタレの山本ちゃんかぁ。あいつら外出て喧嘩したことないやろ?」
『いやぁ、知らんけど…。』
「ほなお前らもヘタレって事やんなぁ?その原チャリちょうだいよ。東中の区域に入ってきた迷惑料って事で。」
『いやいや、なんでやねん。』
「桜、もうあげたらいいやん。」
悠輝が小声で言った。
「くれへんのー?じゃあ、今から東中と南中の喧嘩やな!」
(相手は4人、こっちは2人。ちょっとキツいな。)
「ちょっと、待って!!あげるから許してくれへん?」
悠輝が原チャリを渡そうとしている。
『ちょっと待てよ。お前、なんでやねん。』
「ん~、俺は君みたいなヘタレ君は大嫌いやな!オィッ!!」
東中の1人が悠輝を激しく殴り始めた。
「すんません。許してください!!」
「嫌じゃ、ボケェェ!」
『待てよ!!オラァァァ!!』
1人は悠輝と。
残りは3人。
1対3じゃ全然、歯が立たない。
「ほなこの原チャリもらうなぁ。後、山本ちゃんに言うといて~。近々、南中に遊びに行くって~。俺は東中の林田やから、まぁ文句あるんやったらいつでもおいでや~。」
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