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「…サク…サク!起きろって!もう、時間やぞ!!」
『…ん、お前誰?』
「木村です。ってちゃうわ、なに寝ぼけてんねん!」
『あぁ、悠輝君ね。うぅー!!よっしゃ行こか!!』
体を伸ばして、顔を叩いて気合いを入れた。
誠も中尾も準備ができている様子。
『爆走兄弟!レッ〇endゴー!!』
「なんやそれ、まぁ行こか。」
中庭に着くと、中尾の言うとおり、川瀬と藤田はいなかった。相手は5人、どうやって喧嘩するのであろうか。
「ちゃんと来たんやな。」
山本がこちらに向かって歩いてくる。
『そっちこそな。まぁ、どうせ東中が来たら逃げるんやろ?』
「おい、山本!どういう意味な?東中が何の関係があるんな?」
田中が山本に話しかけている。山本は他の奴逹に何も話していないみたいだ。
「なんもないって!さっさとこいつらやってしまおや!」
「ちゃんと先に説明しろって。東中ともめるとか俺はいらんで。」
「ちょっと待てよ、こいつらが何かいらんことしたから来るだけで、こいつらに片付けさせたらええやん。」
「そんな訳にはいかんやろ?こいつらが話つけようとしても結局最後には俺らのとこにも来るはずやで。」
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