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ﾄﾝﾄﾝ
振り返ると可愛らしい子がﾆｺｯﾄっと笑っている。
｢久しぶりやな、サクちゃん。｣
『ん？…お!あやちゃん!久しぶりやなぁ。おー、あやちゃんも一緒のクラスとかツいてるわ!』
｢ぷｯ。何ソレ？サクちゃん、ちゃんと野球続けてる？｣
この子は小学校の時からずっとクラスが一緒で仲が良かった女の子。佐川 あや(さがわあや)
『んー、まぁ一応…。』
｢何それ？まぁ頑張りたまへ!ちゃんとプロ野球選手になるんだよ!｣
あやちゃんは笑いながら俺に言ってきた。
『お、おー。…。』
じーっと悠輝が見つめている。
｢ふーん。ふーん。ふーん。｣
悠輝が小声で話しかけてくる。
｢あやちゃんにほんまの事話したくなってくる病気にかかりそう。｣
『わ、わ、ちょっと待て。薬飲みます？』
苦笑いで悠輝にお願いする。
｢薬はベーコンレタスバーガー。｣
悠輝はニッコリと笑っている。
『わかったよ。。。』
｢よっしゃ。帰りにでも寄りましょか？｣
『はいはぁーい。』
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