この学院を生き抜く為に…

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「…皆様、私の為にこのような入学式、とても感激の気持ちでいっぱいです。せ…」   先輩、と言おうとしたがここではお姉様となっている事を思いだした。   「…お姉様方々、これから宜しくお願い致します」   斜め四十五度の礼をする。   その瞬間、大きな拍手が巻き起こり私は体を戻す。   私は台を下り、特別席へと案内される。   そこは教職員の隣だったが私は教職員の方々を見て思った。   若い!   私の中では年配の方々を予想してた事もあるけど、みんな二十代近くだと感じた。   特に院長の方は、学院生と変わらない年に見える。   そんな事を思いながらも入学式は進み、色々あったが無事入学式は終わった。   この日は、私にとって大事な日になるであろう。
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