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私の正体か…。
これは絶対に聞いておくべき事だ。
それに今後の学院生活についても色々聞きたいし…。
「分かりました。院長さん、案内して貰えますか?」
そう言うと院長さんはにっこりと笑い、
「はい、了解致しました、ヴァレンさん…いえ、女皇陛下ヴァルキリー様」
深々と頭を下げた院長さん。
そんな院長さんを見て私は戸惑った。
「あ、いや、えっと…あははは…。とりあえず行きましょうか」
「はぁ~、あたふたするヴァレンちゃんは可愛いねぃ~」
悪魔的な笑みを見せるひよりん。
絶対私をからかっているに違いない。
「あぁ、ヴァレン殿を見ていると和むな」
蘭花さんまであんな事言っている始末。
私ってからかわれるタイプなのかな。
「さて、ワープしますので私に触れて下さい」
ワープって超高度なものなのに…院長さんは何者なんだろう。
「ほらほら、いったいった~」
急にひよりんに背中を押された為対処出来ず、院長さんの前にいた私はそのまま…
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