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「手裏剣投げたのユナリちゃんだぞー!」
「キャッチ失敗したくせにー(笑)」
「だいたい、初日は武器持ち込み禁止をしているはずだぞ。お前、後で職員室に来い。いいな?」
「うぇーー!?なんでーー!?」
当然の結果です
ユナリは床にへたりこむ、それをドンマイと肩を叩く優。31〔サーティーワン〕はどうなることか…
「校長ー。リーガ校長ー。僕の声聞こえますかー?聞こえたら返事して下さい。」
「・・・・うっ・・・」
「チッ、まだ生きてやがるぜエクセリア先生。しぶといゴキブリだねー」
「校長ー。大丈夫ですかー?」
いや、大丈夫じゃないだろ、どう見たってこれ重傷だよ。色んな意味で重症だよ
血も涙もない二人に、また一人余計なのが入って来た
「ライム先生にエクセリア先生……っと、誰コイツ。汚ねぇ液体出しやがって。」
「あっ、レティー先生。聞いて下さいよー!校長ったら飛んで来た手裏剣に刺さっちゃってそろそろヤバイんですよねー(笑)」
「年貢の納め時って奴か」
いやいや勝手に納めないで下さい
エクセリア先生もちゃっかり弾の確認しないで下さい
「レティー先生!この二人を止めて下さいよ!校長先生を殺すとか言うんだよ!」
「校長殺したら問題だってー!」
この学園自体が問題なんですから別に大丈夫じゃないっすか?
「私はどちらでもいいですよ?」
「マジですかー!聞こえました校長ー!もう大丈夫みたいですよー!」
「はい、一弾目入りまーす」
「ちょっとちょっと!!ストーーーーップ!?」
またまたストップを入れるカイン君。
めっちゃ撃つ気満々のエクセリア先生は校長の額から銃口を離します
「今度はなんだ?あまり止めると先にお前から逝くぞ?」
「何教師が生徒脅してんだよ!?いいから銃をおろせー!?」
ぶつぶつと言いながらも銃を下ろす。
こんな時でもユナリ達はマイペースだ
「あのさー。そいつ邪魔だからどっかやっちゃってよ。ユナリちゃんは早く帰りたいのー。カインも目に付くから気になるんだろー?だったらどっかやっちゃえばカインも気にならないだろー!」
確かにそのとーり!
だが、見えない所で変なことされても逆に困るが…。知っているからこそ尚更気になるんだ
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