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「それもそうだねー。これ以上邪魔されても困るし、連れてくわ。」
「えー!?僕服汚したくないよー!?」
「浮遊魔法があるだろ」
「僕魔法使えないし」
「では、私が」
そう言うとレティー先生は右の一差し指を空気の中で丸く円を描くと、たちまちレティー先生の地面に大きな魔方陣が浮上ります。それと同時にリーガ校長の身体がフワッと浮かびました
「う、浮いてる!?」
「これが浮遊魔法です。相手の回りだけ重量をなくします。要は無重力みたいな感じです。どうぞ、好きな所へお連れして下さいな」
「助かったよー!さすがレティー先生!」
「ライム、殺る前に木工室寄ってくれねぇか?棺桶作んなきゃ」
そう言って二人はケタケタ笑いながら、浮遊するリーガ校長と教室を出た
残れたカイン達は校長の無事を心から願っていた
「さて、この事態を引き起こしたユナリさんは私と職員室に行きましょうか?」
「は~いはい…」
ユナリはレティー先生に連れさられた。出る扉ごしでレティー先生は血を片付けておくようにと言って教室を出た
「最悪ーーーー!!」
「はぁ…どう処理したらいいのかしら?」
「とりあえず…雑巾とモップ持って来ようぜ…」
「ティッシュじゃ間に合わないもんね(汗)」
残された四人は校長が残していった大事な血を片付けるのであった
うわぁ…お外がもう真っ赤だよー…
―下駄箱―
なんとか掃除を終わらせた四人の顔はとてもすぐれていなかった。
制服も染みでいっぱいです。
((((あの手裏剣女ぶっ潰す))))
と、四人の心は黒い塊でいっぱいでした
顔が北斗の拳みたいになってます
ホアチャー!?
「カイーン!帰ろうぜー!」
「あれ?ガセト…お前帰ったんじゃ…?」
「屋上で日向ぼっこしてたら眠っちまった(笑)ついでにこいつも見つけたぜ!」
そう言ったガセトの隣りには眠たそうな顔をしたエディー君の姿が。
どうやら彼は寝ていた所を起こされたらしい…かなり不機嫌だ
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