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その頃男子群は31〔サーティーワン〕に並んでいた。まさかのまさか食べる事になるとは…
(俺はシングル派…ダブル派になってしまった…)
そんな深刻に考えるなよ
他に道がなかったのだからしかたない
ガセト達は先に買って席で食べている
「どれにしますか?」
「とりあえず…ダブルで」
「お味は?」
「メロンシャーベットとチョコチップで」
「それは作者のお好きな組み合わせですね!」
「はい?」
「では、あちらでお待ち下さい」
訳の分かんないことを言われポカーンとするカイン。ちなみに作者はダブルは一度しか食べた事がない!
「お待たせしました」
アイスを持ち二人の待つ席へ向う
いっそ盛り上がるか?アイスで?
いや、無理だ、このメンツじゃ
そんなことを思っていると、ガセトはニコニコと語り出した
「今日よ、保健室で可愛い子に話しかけられたんだぜー(≧▽≦)キャー」
「そうか」
「へー」
「名前は教えてもらえなかったけどー…なんかまた会える気がするんだよなー…」
「そうか」
「へー…」
「君達俺の話聞く気ある!?」
「あるに決まってるだろ?」
「カイーン?嘘はよくないぜ?」
すまん
正直どうでもいいんだなんて言えない…
エディーは黙々とプリントを見ていた
なんだあれ?渡された覚えのない紙…
「ん?エディー、なんだそれ?」
「紙」
「やっ、そうだけど…(汗)」
「それより、なんか教室が騒がしかったが…どうかしたのか?」
「よくぞ聞いてくれた!!」
見事に話題を変えられた事に気付かず
カインは教室での出来事を話した
ガセトはもう聞き役になってますね
「な!他に道はないだろ!ダブル派同盟とか訳わかんねぇもんに入っちゃうし…」
「そうか」
「お前も苦労してんだなー!だからお前今日ダブルだったんだ!シングルは引退か?」
「出来ればシングルでいたい」
ダブルは食べ切れる保障がない
シングルからいきなりダブルになるのはAランチからBランチにいつも食べているメニューをいきなり変えるのと同じ意味を持つ
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