世界は愛で満ちている!

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どうやってこの場を切り上げようかと思考を巡らしていると、有り難いことに二回目の放送が下校を促してくれた。 「あ、完全下校過ぎちゃう。ごめんね呼び止めて」 軽く手を振って彼女と分かれる。 今日の晩御飯は何にしようかな。 僕は特に急ぐことなく階段を下っていく。 ああ、お刺身にしよう。スーパー寄って帰らなきゃ。 靴を履き、校門を後に思う。 はてさて、クラスメイトから血の匂いがすることは、日常の範疇かな?
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