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わたしは役に立たない辞書を放り出し、『どうせ提出することのない』課題に向き合った。
『僕』が課題を持っていかないのはいつものこと。それでもペンを走らせる。
これはきっと、わたしの日常。
三段階の工程を経て、解を出した。満足感も何も芽生えない。深い倦怠感があるだけだ。
見計らってたんじゃないかというほどの絶妙のタイミングで携帯が震えた。
クラスメイトには誰一人としてメールアドレスを教えていない。家族にも、教えていない。
どうせスパム。そう判断して無視を決め込む。
ならなんで携帯を持っているのかって? さあね。
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