~第0章~

4/4
前へ
/21ページ
次へ
雅樹は、機長とコントロール(管制塔)の無線を聞き、ふと、あることに気づいた。 (雅樹)「(ランクCの理由はこれか・・・。風が強く、救助が困難になってきているからCなのか。)」 っと、心の中で思っている雅樹。 そんなことを考えていると、ヘリのメインローターがさっきよりも早く回り始めた。 (機長)「アクト1、機能オールグリーン!離陸する!」 機長がそう言うと、機体が浮かび始めた。 タイミングを計っていたのか、雅樹が他の機体へ無線で連絡を入れる。 (雅樹)「こちらアクト1、雅樹だ。アクト2に連絡。アクト1離陸後、30秒の間を空けた後、アクト2、離陸だ。離陸後、現場へ急行しろ。尚、今回の任務は、天候の悪化が激しいと予想される。心して任務にあたれ!」 雅樹が言った後、すぐに無線から「了解」という声が聞こえた。 無線でのやりとりの後、アクト1離陸から30秒後にアクト2が離陸した。
/21ページ

最初のコメントを投稿しよう!

9人が本棚に入れています
本棚に追加