動き始めた歯車

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ある日のひるさがり櫻町にある大きなお寺…櫻園寺。ここに住む双子は今日も大騒がし。 修「あ~しゅぅ~らぁ~!!!!早く起きなよぉ!!」 阿「ぅー」 修「うー。じゃないよ!!!また遅刻するよ!!」 阿「修羅…うるせぇ…」 修「うるせぇ…じゃないから!!!あたし先いっちゃうよ!!」 阿「いきゃぁ~いいだろ…俺今日学校休む……」 修「はぁ~!!!何言ってんの!!!」 阿「頭いてぇんだよ…」 修「ふ~ん………仮病使ってまで休んで蒼兄(そうにい)とどこ行くの?」 阿「はっ!!!何言ってんだお前!!別に蒼路あう約束なんて…」 修「ウソつかなくたっていいじゃん!!…しってんだからね!!…さっき蒼兄から今日休むって連絡きたもん」 阿修羅、修羅、蒼路は幼いころから一緒に学校に通っているのだ。 阿「しるかっ!!蒼路が休むなんて今初めてきいたし!!」 修「…はぁ~…わかったよぉ~じゃぁあたし行くから」 阿「…おぉーいってらっしゃい…」 ーーガチャーー 修羅は学校へと向かった。そして阿修羅は立ち上がり窓の前まで行くと… 「ごめんな…修羅…」 修羅が言ったことは間違っていなかったのだ。阿修羅は蒼路と出かける約束をしつていたのだ。
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