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助手席に夢奈を座らせ、 「ちょっと、待っててな!!」 何かを思い出したのか、家へと一旦、戻っていく。 倖宏は、貴重品だけ部屋から取り出し、ドアノブがない玄関を閉めた。 それから、携帯を取り出し、 「あっ…、もしもし…すいません…  12号室の橘です…  ドアノブ壊しちゃったんで、修理を頼みたいんですけど…   いや…、故意的にです…  はい…、すいません…  それじゃあお願いします…」 業者にドアの修理の連絡が終えると、車まで戻り、 「じゃあ…行こうか…」 車を走行させた。
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