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それでも、自然と出口に体を向けていた。 …でも…。 次に口を開いたのは彼だった。 夜は出るらしいよ。この廊下。それに…。 それに?聞き返すしかなくて。 筆箱がまだ…だよ…。 言われてやっと思い出した。
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