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数分後だった。
美術室の電気さえも消え完全な静寂になった。
窓は曇っている。けど曇っている窓ガラスから差し込み夜の太陽の日差しが余計に不気味にさせていた。
まだ名前も聞いていない。
クラスだって。
美術部であるかさえ明確ではない。
それでも、少しだけ興味がわいていたのだった。
理由なんて必要あるのだろうか。
とても些細な事にしか感じない。
彼が描いていたものに惹かれて、彼自身に惹かれただけなのかもしれないから。
美術室の鍵を閉め終えて、やっと帰路に着いた2人。
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