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時間帯もそろそろ十二時を大きく過ぎてしまい、三人共眠気が襲ってきます。
キリの良いところで勉強も終了させ、僕達は眠ることにしました。
それぞれ部屋に移動して、僕は真っ先にベッドへと潜り込みます。
ここ最近になって夢として良く見る僕の昔の記憶……必ず一人の少女と遊んでいる風景なのですが、少女の顔にモザイクが掛かったように顔だけ分かりません……
何故、顔が分からないのか?
何故、少女一人だけなのか?
何故、僕は記憶喪失なのか?
これらの疑問などが頭を交差していき、深く追求しようとすると必ず頭に鋭い痛みが生じる……
一体どうすれば良いのでしょうか…?
このまま記憶喪失と言う枷をしたまま過ごしていく……それで良いのでしょうか…?
神崎さんと柊さんとの答え……
…この胸の内の虚無感は嫌です……でも、同時に怖いです……
人の温もりを欲しているのでしょうか……それとも、記憶を欲しているのでしょうか……
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