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腰を下ろした瞬間、門宮さんが今回のテストの事で話しかけてきました。
僕達が同棲している事は既に門宮さんは知っていて、更に勉強を教えてもらっている事も知っています。
「睦月君、勉強の方は捗っているのかな?しーちゃんせんせーの授業は分かりやすいでしょ…!?」
『はい。柊さんの教えもあり、僕は比較的効率良く勉強させて頂いてます…!』
僕が言うと、門宮さんは腕を組んでうんうんと頷きました。
門宮さんも神崎さんから教わったのでしょうか…?
ふと、そんな事を考えたら、僕の心を読んだが如く、驚かされる言葉が耳に入りました。
「何を言うんだ雅、学年一位の成績を持つ者が、私なんかの教えでは役に立っていないであろう」
今なんと……?
学年一位ですって…?
門宮さんが……!?
「しーちゃんの教えが良いから、取れるのだー☆
あれれ?睦月君は私は頭悪いと思ったのかな…?」
ニヤニヤし出す門宮さんですが、僕は図星な訳で門宮さんに顔を向けられませんでした……
しかし、門宮さんが学年一位……更には武術という護身用術と学問の両立した人ですね……!
「あっ、ちなみにしーちゃんは二位だよー☆」
挫けて良いですか?
これで結果悪かったら、神崎さんに恥をかかせてしまいます……!頑張らねばなりませんね…!
柊さんも同じくらい頭良さそうな気がしますね……………皆さん頭良いです……
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