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「……飛鳥、睦月の腕は暖かいか…?」
柊さんの行動を見た神崎さんがそう尋ねてきました。
一応制服を来ているから、暖かさは感じない気が……
「ぽっかぽか…なの」
ぽっぽぽぽぽぽっかぽかー!
………ごめんなさい調子に乗りました。だから白い目で見るのは…!
「ぽっかぽか…か、良いな…
だっ、抱きつくのは気恥ずかしいが、手くらいは握らせてくれ…!」
顔を紅くして言ってくる神崎さんに、僕は不覚にも萌え…ゲフンゲフン!
不覚にも可愛く思いました。
僕は「はい」と手を差し出し、自ら神崎さんの手を握りました。
神崎さんは僕の手を握って「ほぅ…」と呟いた後、小さく笑い声を上げました。
「飛鳥の言う通り、睦月の腕は暖かいな」
「えへへー……」
正直、歩きにくい事この上なしです。いくら可愛くても、二人がくっ付いて歩けば誰だって歩きにくいですよ。
とかグダグダやっていたら、いつの間にか学校に到着していました。
僕と柊さんは自分のクラスへ向かうことにし、神崎さんもクラスへと向かうことにしました。
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