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さぁ、更に時間は飛びますよ?
神崎さんも入浴は終わり、最後に僕も入らせてもらいました。
その際門宮さんが、
「いくら睦月君だからって、お風呂の残り湯は飲んじゃ駄目だよ☆」
と言ってきました。
流石に僕を馬鹿にしていますよね?いくら何でも残り湯なんて………残り湯なんて……ゴクリ――
じゃなくて、普通に入浴致しました。変態と言うレッテルは貼られたくありませんし、考え事で頭がいっぱいでしたよ。
考え事と言うのは、僕の過去の記憶と、恐らくそれに関係するであろう夢の出来事………ここ最近――四日に一回のペースで見る、幼少の頃の僕と顔の映っていない少女。
僕と少女はいつも一緒、いつも二人で遊んでいるのです。
一体誰なのか…そして、どんな過去であったのだろうか……ずっと考えても答えは出ませんでした。
僕も入浴を終えると、三人で何やら話し込んでいたようでした。
真剣なような神崎さん。
無表情を保つ柊さん。
怪しげな顔をする門宮さん。
どう考えても門宮さんが発端ですありがとうございます。
『どうしたんですか?』
僕が聞いてみると、三人は僕の存在に気が付いたようで、皆慌てだしていました。
アレですか?
俗に言うイジメって奴ですか?
「誰が今日睦月君と一緒に寝るかって話をしていたんだよっ!」
あぁ、何だその事ですか。それならきちんと考えありますよ。
答えは至極簡単、女性三人が各部屋を使用し、僕はリビングのソファーに布団にくるまって寝る事です。
これなら最も良い選択だとは思いませんかね……?
なんて事を言ったら、三人共声を揃えて「駄目」と言われてしまいました。
ふむ…ではどうしろと…?
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