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おはようございます。
さて今日も良い天気ですね。
いやー昨日は門宮さんも泊まりに来て賑やかでしたね。
ただ一つ……気懸かりなのは、精神的にボロボロになりながらも何とか説得に成功し、確かにソファーで寝たんですが……
『どうしてこうも話を聞いてくれないんでしょうかねぇ…』
布団と毛布にくるまって寝ていたんですが、何時の間にか隣に神崎さんが寝ているんですよ。
……ふざけるなです。
あれほど言ったのに、無視してこんな所に来るんですから、多少の悪戯をしても良いですよね?
痛くはしません。
神崎さんをワザと起こすように動き、寝たフリをしながら神崎さんに悪戯しましょう。
と言う事で、作戦決行です。
取りあえず肘で脇を突いてみましょうか……
「ぅ…ん…」
駄目ですか、ではもっと大胆に行ってみます。
肩に手を回し、少々強めに抱き締めてみました。勿論目は閉じ、眠っているフリをします。
「…んん…?」
おや、起きたようです。
作戦開始です。一体どんな反応をするのでしょうか…?
神崎さんは目を覚ましたらしく、ちょこちょこと体を動かしています。
「むつ…!?…寝ているのか」
嘘です起きています。
どうやら神崎さんは僕を起こさまいとしているのか、声は小さいですが聞こえてきます。
僕はこのまま神崎さんを抱き締める手に力を入れ、引き寄せてみましょう。
「わっ……睦月には抱きつき癖があるのか…?いや、今までこのような事が無かったからか」
抱きつき癖はありません!……多分ですけど……
しかし、全然悪戯になっていませんね。この際柊さんの真似でもしてみましょうか……アレです、いつぞやの首筋ベトベト状況です。
『ん…』
「うわっ…!?」
僕は若干力任せに神崎さんを自分の前に動かし、膝上に乗せます。
更に、両腕でガッチリと体を固定し、自分の顔を神崎さんの肩等辺に持っていくと、神崎さんから焦り声が聞こえてきました。
しかしそこは流石に男女に体の造りの差で、神崎さんは僕の固定から抜け出せません。
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