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やあみんな、神崎 椎名だ。
久しぶりの挨拶なんだが、今大変な事態になってしまった。
昨日睦月に説得兼、説教をされていたが、雅が睦月を睦月の部屋に拉致してな……
二人が出てきた時には、何やら睦月の表情が恐ろしい程無に等しかった……悟りを開いたのか…それとも雅に洗脳されたのか……
うん、雅ならやりかねない。
それはさて置き、睦月はソファーで寝る事になった。すると、雅が
「睦月君が寝たらしーちゃんが隣に寝ると良いんだよ☆」
などと言ってきたんだ。
勿論私は断ったんだが……雅の手刀によって気絶させられてしまった。
そして朝まで眠っていたのだが……
「うわっ…!?」
目を覚ました時、睦月に抱き締められていたんだ。
それも強く抱き締められていて、その後睦月の膝上に乗せられてな……顔が私の首筋の近くにきて…寝息が掛かるんだ。
凄いくすぐったくて、ゾクゾクとする……改めて自分がMだと思ってしまった私は少々おかしいのだろうか…?
だが、こうやって睦月と急接近するのも久しぶりだな。
何故だろうか……性格は正反対なんだが、人を惹き付ける雰囲気だけは変わらない……
もう少し…もう少しだけ…この状況に甘えては駄目かな……?
「ゃぁっ…!?」
むっ…睦月が私の首筋を舐めてきた……!駄目だ、続けさせたら私がマズい…!
「むつ…き…!?」
みやびぃぃぃ…!
今までから今日まで、初めて雅に敵意を覚えたぞ…!
しかし、睦月と接近できたから…な…少し感謝かもしれない。
っ…!もう本当にマズい…!
「…は…っはぁ……」
睦月、早く起きてくれ…!
雅や飛鳥が見たらどれだけ言われ………
「…わぁ…しーちゃんが悶えてる……」
「むぅぅ…羨ましい…のー」
い る !
雅と飛鳥が扉の隙間の向こうで見ている…!
もういい加減に起きてくれ…!
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