第十三話

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        あっははははは! しーちゃんと睦月君の入浴シーンは見せないからね!   おっと、紹介が遅れたねっ☆ 私は門宮 雅、みんなと同年代で、しーちゃんの親友さ!     とまぁ、裏事情は置いといて……私も飛鳥ちゃんとお風呂に入って、今は乙女の話題を繰り広げているのだ…!   取りあえず飛鳥ちゃんは対人恐怖症らしいけど、私達全員には心を開いてくれたみたい。     お姉さんとしては嬉しいよ、うんうん。だって仲良くしたいもの☆         「じゃあ飛鳥ちゃん、どうして睦月君だけにしか男の子には近寄らないのかな?」   「むつきは…特別なのー」       むむむ、特別なのか……どんな所が特別なのかなー? まさか、飛鳥ちゃんの初めての相手って睦月君だから!?それで睦月君以外の人には触れてほしくないから…!?       「むつきは…初めて出会った私に優しくしてくれたから……それに…隣に居るだけでふわふわした気分…」   「ほぇぇ……そうなんだ…」       私が納得すると、飛鳥ちゃんはベッドの上にある枕を抱き締め、顔を枕に埋めていた。   あぁぁぁ可愛いよ飛鳥ちゃん!         「みぃ…は…むつきが隣にいたらふわふわ…しない…?」       どちらかと言えば飛鳥ちゃんがそうやって居るだけでドキドキするよー! 私は可愛い物や人には目が無いんだよ☆だから、飛鳥ちゃんが可愛くて可愛くて……!     「どうだろうねー?まだ睦月君とはそんなに長く接してはいないから、分からないっ☆」   「私は…ふわふわする……むつきと一緒に居たいし…その……出来ればきすもしたいのー」           いやー、完全に恋する乙女よ飛鳥ちゃん?睦月君にベタ惚れじゃないのさっ! しーちゃんも睦月君に惚れているし……睦月君のモテ男!   私が睦月君の立場だったら二人共美味しく頂いています!      
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