第十三話

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      「飛鳥ちゃんは一途なんだねぇ……」   「うみゅ…えへへー…」       っは!?あまりに可愛い過ぎて頭撫でたら懐かれたよ…! いゃぁぁぁ!!可愛いよ飛鳥ちゃん可愛いよ!     今、飛鳥ちゃんは私の足の間に入り、背中を私に預けてもたれかかっている状態………嗚呼、萌える!         「癒しキャラなんだね…不覚にも雅、ときめいてしまいました」   「…ねむねむ…」     「よし飛鳥ちゃん、是非とも雅お姉さんと一緒に寝ましょう?いっぱい抱き締めちゃうからっ☆」         私達は先程軽食を済ませたため、夕食は少し要らないのだ…!   だから、私と飛鳥ちゃんは一緒に同じベッドに入り、お互いに抱き締め合いながら眠ることにしたよ☆                         十数分後、どうやら飛鳥ちゃんは寝たみたい。 でも私は眠れないんだよ…!? だって飛鳥ちゃん…抱き付き癖があるのか、物凄い力で抱き締めてくるのさ。   私的には、見た目以上に発達した飛鳥ちゃんのマシュマロ、ならぬ胸がお腹に当たって………興奮してるのだよ。       いやぁ、私ってレズっ気があるみたいでさ……言い換えると百合?   とにかく、男の子より女の子の方が興味が多いのだ!       「ん…おかあ…さん……」         ………あぁ…そう言えば、飛鳥ちゃんも両親が居ないんだっけ……しーちゃんも睦月君も…居ないんだよね。   だから飛鳥ちゃんは人一倍、寂しい思いをしているし、母親の温もりや優しさを知らないんだ……     今だけ、役不足かもしれないけど、私があなたのお母さんになってあげるよ…?             優しく包み込むように、飛鳥ちゃんを腕の中に収めて私も睡眠へと誘われていった―――      
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