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私の家に着いたんだけど、それまでずっと首根っこを捕まれていたから何だか親猫が子猫を世話しているような心情だったよぅ。
勿論、親猫は姫ちゃんで子猫が私なのさっ!
とにかく、帰ってきてすぐに私は姫ちゃんにお風呂へ連行、並びに数人のメイドさんにもみくちゃにされながら隅々まで…うぅ…毎度毎度、これだけは慣れない……
そして、綺麗になった私は姫ちゃんを無理やり私の寝室に連れ込み、部屋の鍵を厳重に閉めた。
さて、これで邪魔者は来ない。後は私と姫ちゃんのにゃんにゃんタイムだよ…!
「み、雅様?」
「さてさて、大人しくしなさい姫ちゃん。いつもしーちゃんと遊んでいたけど、ここ最近は遊べなくて…正直欲求不満なんだよね」
手をわきわきと動かしながら近寄っていくと、姫ちゃんは稀に見る焦った表情をして後退りをしている。
…可愛い…可愛い…可愛い…
「私は側近ですよ!?」
「むしろばっちこーい!」
キャッチボールで全力投球するような返事をした私。
たじたじ姫ちゃん。
ご満悦な私。
軽い修羅場なこの寝室。
いっつ、あ、にゃんにゃんたーいむ!
「雅様お止めくださァッーー」
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