第二十話

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        皆がご愁傷様、的な目で見てきたが俺は華麗にスルー。姫ちゃんの…姫ちゃんの…ツンツン! ちょっとはデレてくれたって良いじゃないかちくしょー!       「ふんっ、いい気味だ」   「痛くないんですがね」         きゃー、失言だったわ。 姫ちゃんが口角を痙攣させながらこちらを見ていらっしゃる…!しかも放課後特別に呼び出すようなサインまで送ってるぜよ!?     ……いや、きっとコレは姫ちゃんが俺と二人きりになりたい口実だ!きっとそうだ、そうに違いない!   姫ちゃんってば回りくどいやり方をしなくても、俺なら大歓迎なのにな。       「誠心誠意込めて期待に応えるぜ姫ちゃん!」                                         その後、姫ちゃんお馴染みの台詞と共にチョークが飛んできて俺に当たったのは言うまでもないだろう。   しかし、チョークが粉々になる威力は相当だ。事前にチョークの罅が入っている奴を投げているのか…?      
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