第二十話

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      何度も言うようだが、姫ちゃんが半端無く可愛い。 ツンデレ、ちょっとツンが強いツンデレ。ここまで形にハマっている人間は初めて見た。   どうやら俺は正確的にも、人間的にも、容姿的にも姫ちゃんが好きらしい。 少し暴力的で、男嫌いが激しいが……それもまた、姫ちゃんの個性なんだろう。     むしろ俺は多少の障害がある方が萌え…ゲフンッ!燃えてくる。         「いい加減にしろっ!」   「 い や だ !姫ちゃんが可愛く睨むから悪い!大体、暴力を振るうために俺を特別指導室へ呼んだのか? 指導のためなのに、武器による暴力……こいつは門宮さんに相談ものだな」       教師なんだが、教師にしてはどうも似合わないと言うか何というか……やはり姫ちゃんは誰かを守護するボディーガードとかが似合うと思う。   一応門宮さんの守護をするために桜華高校へ教師として居るのだが……本当に守護出来るのであろうか…?       「ハグして良い…?姫ちゃん俺のタイプなのよ」   「何度言えば分かる!駄目に決まっている!第一に、貴様が私に触るんじゃない!」     「……そうか、すまん」         あんまりしつこくても更に男嫌いになるしな…今は頭を撫でられただけで満足としよう! 姫ちゃんも大人しくなっちまったし、ほんの少しだけ一歩前進かもな……     ――――――― ―――――― ――――― ―――― ――― ―― ―
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