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最後に残った頭、女が剣を携え突っ込んでくる。
「シイィィィ、ハァッ!」
女は威勢と共に軽く跳躍、その自重を仕掛ける。
当然のようにハセヲは構えていた大剣で女の剣を防ぎ、そのまま吹き飛ばす。
「きぃやああぁぁぁぁ!?」
――通常。単独で多人数を相手に戦闘する時は真っ先に頭を潰し、統率を失わせる事が重要となる。
しかし、ハセヲはただ近場の敵から片っ端に潰している。
倒す順番など関係ない。
ただ近場の人間に刃を振るうだけの――作業。
故にこれは戦闘どはなく、ましてや決闘でもない。
そう、これは――処刑であった。
女は体を捻り、なんとか着地するが堪えきれず片膝を付く。
ハセヲはゆっくりと吹き飛ばした女に歩みを進める。
頭が残ったのは好都合だった。
手下ね知らない事も頭は知ってる。
――ハセヲは復讐の為、PKKを行っている。
しかし、厳密には復讐そのものの為に行うのではなく、復讐を果たす上での手段としてPKKを選んだのだ。
そう、PKには――聞きたいことがある。
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