Sixteen*03

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「それでは自己紹介を・・・・」 ミカが決められたとおりの進行を始める。 「どぉしーたーのー?」 教室のすみっこでだらしない座り方をしながらフィーリングの行く末を見守っているあたしの横に、サラがいきなりあらわれた。 「なにが」 サラの方も見ず、答える。 「いいえー。なにやらものすごい殺気を感じたのでー」 また口だけで笑っている。 殺気ってなによ。 「また透視能力?」 バカにしたようにあたしが答えると、 サラは今までみたこともないような真剣な顔で、言った。
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