Sixteen

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そんな16歳のあたしに、友達ができるハズもなかった。 自分で話しかけるわけでもないから、 気づいたら5月くらいにはクラスにはグループができあがっていて。 文型のクラスだったからクラスのほとんどが女子で構成されている。 話しをする子は、何人かいた。 お昼を一緒に食べる子も、いた。 だけど あたしはいつも居心地が悪く、愛想笑いでその場をやりすごすことしかしていなかったんだ。 でも本当は、わたしの心のでこぼこに、あてはまるような 誰か、誰かを、いつも探していたんだ。
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