プロローグ

2/3
38人が本棚に入れています
本棚に追加
/34ページ
「うわぁ。見てみて!?お父さん!ヒコーキが、並んで飛んでる~!」 小さい男の子はハシャギながら父に言った。 ここは日本国、航空自衛隊の航空祭の会場だ。 「あぁ、そうだな。あれ凄いよなぁ。…おっ、見てみな?あっちからもっといっぱいの飛行機が並んで飛んでくるぞ」 すると遠方から航空自衛隊主力戦闘機のF-15イーグルの8機編隊が高速で飛んで来た。 「うわ!?凄くおっきい音だぁ!…あれ?どっか行っちゃった?どこだー?」 男の子はイーグルの音で耳を一瞬塞ぎ、その間に見失ったようだ。 「ははは。もうあっちに行っちゃったよ」 父は笑いながら息子に言った。 「え~!はやいなぁ~」 男の子は凄くおどろいていた。 「それじゃ、次は止まっている飛行機を見に行こうか?」 「うん!行く行く~!」 男の子は喜びながら父の手を取り、歩き出した。
/34ページ

最初のコメントを投稿しよう!