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空に八機、アルカディア空軍の戦闘機がお互いに機首を向け合い戦いの時を待っていた。
《…各機、交戦開始》
AWACS、ｺｰﾙｻｲﾝ ﾜｲﾙﾄﾞｳｫｰからの通信で八機は互いに一気にアフターバーナーを全開にして突っ込んで行った。
《いくぞ、新人ども。各機、ニ機編隊で敵に当たれ。ｻｸﾗは俺の後ろに付け。ﾌﾞﾚｲﾄﾞは第二エレメントリーダー。ﾀﾞｶﾞｰはﾌﾞﾚｲﾄﾞの後ろに着くんだ。》
《了解です》
《りょーかぃ！》
《了解！》
各機からいい返事が帰って来た。隊長の男――高口聡二等空佐――はほくそ笑んだ。
《よぉしいい返事だ！この演習に勝てたら晩飯おごってやるよ》
《マジで！？言ったな？隊長！任せといてくださいよ！！いくぜ！ﾀﾞｶﾞｰ！》
第二エレメントリーダーの柊大助三等空尉は敵機に突っ込んで行った。
《よっしゃ！援護はまかせろ！》
第二エレメント二番機の藤本隼人三等空尉もﾌﾞﾚｲﾄﾞに続いて行った。
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