助っ人

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  「………ン」 いつの間に寝たのだろうか 体の上にふわふわとした感触のものがのってた 寝惚けているせいか頭が回らない しばらくしてタオルケットだと気づいた ぼーっとしながらタオルケットを出た時、自分の体の異常に気づく 「……な!!」 なんで、下半身裸?!! とっさに下半身を隠し、記憶を辿る のんびりしてて……柚希に質問されて…上に乗っかられて………!! そうだ…思い出した… ホモだ。ホモ 男にヤられるなんて…… 大きなため息が漏れた 体がなんだか気持ち悪く、シャワーを浴びる事にした 現在5時半 当たり前だか風呂には誰もいない いつもなら大勢の生徒で賑やかな大浴場 今は涼介ただ一人 「……静か」 その声も大浴場に静かに響いた 風呂を上がり自室に戻ると 「……涼介…」 情けない顔をした柚希と目が合う 起きたんだ… 「あの……えーっとさぁ…怒って…る?」 ちらり、と涼介を盗み見る柚希 「勿論」 「ごめ…」 うつ向く柚希 見てると、なんだか可哀想に見えた
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