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勝治「何見てるんですか?」
辰弥「んっ?ああ。早く高山君が彼女の気持ちに気付くといいなって」
勝治「なるほど。ですが少しは彼も察しているのでは?」
辰弥「そうだといいけどね。ところで…何か用があって来たんじゃないのか?」
勝治「そうでした。野球部監督の件ですが候補者全員断られました…」
辰弥「そうか…。仕方ない…彼に頼んでみるか」
そう言うと辰弥は内ポケットから携帯を取り出し何処かに電話をかけた。
プルルルル…
ガチャ…
???〔はい。???です〕
辰弥「もしもし。神童さんですか?岡峰です」
電話の相手はかつてアメリカのレギュラーリーグに所属する野球チーム「レッドエンジェルス」の選手だった神童 裕二郎(しんどう ゆうじろう)である。
裕二郎〔おぉ!岡峰君か。どうしたんだい?〕
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