墓場探し

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話し終え、口を閉じる。 私はなぜだかすっきりとした心持ちになっていた。 「好きなんですね」 彼女が言った。 「愛しています」 はっきり私は告げた。 久しぶりに、彼女の墓参りに行こうと思った。 そして彼女に話そうと思う。 自分の気持ちと、これからどうするのか。 どうなるのか。 まだ君が好きだよ。 誰より一番君が好き。 でも、君と同じくらい好きな人が出来たんだ。 君は、僕を許すだろうか。 考えごとをしていた私は気付かなかった。 そのとき、目の前の彼女がどんな顔をしていたのか。 私は、知らなかった。
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