安部沙耶

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この家に住むことが出来れば、食べ物の問題は無くなる。 それに、結界が家中に張り巡らされているのならば、ルナを狙う奴らも、そう簡単に入れないだろう。 ルナ「………………少し、考えさせてくれませんか?私は、人間を殺める手伝いは後免ですし・・・」 沙耶「殺す?何言ってるんですか。私は一言もアイツを殺すとは言ってないでしょう?」 ルナの言葉にキョトンとする沙耶だったが、ニマッと口元を吊り上げて不気味に笑った。 沙耶「今までアイツから横取りされた分を、そっくり取り返すんです!!そして、アイツの口から『参った』と言わせてやるんです!!」 ルナ「………………やったらやり返す…ですか……………」 沙耶「当たり前じゃないですか!!女でも出来る所を見せてやろうじゃないですか!!だから、ルナさん。貴方は私が妖を退治してる間、晴明の足止めをしてください!!!」 ルナ「は、はぁ………そのくらいなら………」 ―ガキの喧嘩かよ………そういうところは、100年前と変わってないな……………はぁ……… 気合い十分な沙耶をヨソに、ルナと瑞梛は深く深く溜め息をついた。
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