1258人が本棚に入れています
本棚に追加
~~~~~~~
店員「ありがとうございましたっ!!」
威勢の良い声を背中に浴びながら、ルナと瑞梛は満足げに店を出た。
瑞梛「いやぁ~!上手かったなぁ!!」
ルナ「そうだな。また来よう。次は沙耶も連れて」
瑞梛「おぅ!!」
のんびりと町を歩く。
日はまだ西へ傾き始めたばかりで、日没までは余るほど時間がある。
周りは溢れるほど人がごったがえしていて、賑やかだ。
野菜や魚は勿論、女性向けの簪などの小物も売っている。
この赤い簪は沙耶に似合いそうだなぁ…と、ルナは小物売り場の前で足を止め、笑みを浮かべた。
店主「あら、カッコイイお兄さん!!彼女への贈り物かい!?」
店の奥から店主だろう女性が出てきた。
ルナ「彼女というわけでは無いんですが、何か似合いそうな簪だったので」
店主「あら、優しいのねぇ!じゃあ、安くするから買っておやりよ!」
ルナ「本当ですか!?じゃあ、お言葉に甘えて!!」
店主「ありがとう!ちょっと待ってて。可愛いく包んであげるわ!」
最初のコメントを投稿しよう!