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二匹はルナの気配に気付かないのか、全く喧嘩を止めようとしない。
ルナはゆっくりと両拳を振り上げ、
ルナ「さ。今日はこのくらいで・・・・」
ガン!!!
瑞梛「ぎゃっ!!!!?」
小鬼「ギッ!!!!?」
思いきり二匹目掛けて振り下ろした。
一発で気絶する二匹。
ルナ「さぁ。帰ろ帰ろ」
干からびてるように倒れた二匹の妖を、ルナはひょいと持ち上げる。
周りを見渡す。
屋根越しに跳んで帰れば時間が短縮されて良いのだが、まだ日は落ちきっていないため、辺りは明るさを残している。
ルナ「しょうがない」
一つ溜息をこぼし、屋根から飛び降りる。
万が一誰かに見られてしまっては後が面倒になるかもしればい。
ここは無難に、道を歩いて帰ろう。
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