1258人が本棚に入れています
本棚に追加
/49ページ
沙耶「綺麗な星空ですねぇ!!!」
ルナ「・・・・・・・・え?」
今まさに沙耶を腐らせようと紅い瞳を沙耶へ戻す途中・・・予想もしなかった沙耶の言葉に呆気にとられたルナは、一瞬にして力を身の内に隠してしまった。
同時に、瞳の色も自然に黒くなる。
沙耶「ほら!!北極星があんなに綺麗に輝いていますよ!!!明日もきっと、良い天気でしょうね!!!」
ルナ「・・・・・・」
沙耶は、両手を夜空に翳して無邪気な笑顔を見せる。
ルナには沙耶の行動が分からなかった。
-見・・・・られて・・・いなかったのか?
自分の瞳を見られて驚いてたんじゃなくて、自分の背後に輝いていた星に驚いていたのか?
いや・・・・あのタイミングでそんな事があるわけが無い・・・
ルナ「・・・・・見て・・・たんでしょう?」
かすれる様な低い声で、ルナは沙耶へ問う。
沙耶は、きょとんとした表情でルナへ視線を戻した。
沙耶「はい?何をです??」
ルナ「だから・・・・・俺の・・・」
沙耶「?・・・・・!!あーーーーーーー!!」
ルナ「っ!!?」
最初のコメントを投稿しよう!